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- トラフェルミン - (商品名リグロス)
世界発「歯周組織再生医薬品」取り扱い開始(保険適応)しました。
歯周病は進行するまで自覚症状の少ない病気です。 そのため、気付いたときには病気が進行して、歯を支える歯槽骨などの 歯周組織が破壊され、歯を抜かなければならない場合もあります。
歯周組織再生療法は、その名のとおり歯を支えている歯周組織を 再生する治療法です。 この治療を受けることで進行した歯周病でも歯を抜かずに治療できる 可能性があります。 |
いつまでも自分の歯で噛んでいたい! そんなあなたに、リグロス |
世界発「歯周組織再生医薬品」誕生 歯槽骨、セメント質および歯根膜の再生を促進し、結合組織性付着を形成し、歯周組織が再生されます。 |

歯周病とは? |
歯と歯肉(歯ぐき)の境目に付着したプラーク(歯垢:細菌の塊)・歯石の中に存在する歯周病菌により、歯肉の発赤、腫れ、出血などが起きる病気です。進行すると歯と歯肉の間に深いすき間(歯周ポケット)ができ、そのままにしておくと歯を支えている歯槽骨などの歯周組織が破壊されて、結果的に歯を失う原因になります。 |


歯周病と全身疾患との関係 |
近年の研究で、歯周病が糖尿病や動脈硬化などの全身疾患と関連している可能性が示されています。 中でも糖尿病との関連性は強く、歯周病は糖尿病の合併症の一つであるだけでなく、糖尿病を悪化させる場合があります。 逆に歯周病を治すことにより糖尿病が改善されたという報告もあります。 また、喫煙は糖尿病と並んで歯周病の危険因子となります。 |


歯周病の治療 |
歯周病の治療には大きく分けて歯周基本治療と歯周外科治療の二つがあります。歯周基本治療は歯周病の原因であるプラーク・歯石を除去し、炎症症状を改善するために行われます。歯周基本治療だけでは症状が十分に改善せず、深い歯周ポケットが残っていたり、複雑な歯槽骨の欠損が認められる場合は、歯周外科治療が行われます。 |

リグロスを用いる歯周組織再生療法とは |
リグロスの成分は細胞を増やす成長因子で、この成長因子の作用により歯周病で破壊された歯周組織の再生を促進する治療法です。(サイトカイン療法) フラップ手術で、プラーク・歯石などを取り除いた後に歯槽骨の欠損部にリグロスを塗布し、歯を支えている歯周組織の再生を促します。 |

フラップ手術(歯肉剥離掻爬手術) |
フラップ手術は歯周基本治療では除去できなかった歯周ポケットの深いところに存在するプラーク・歯石などをきれいに除去するために行われる歯周外科治療の一つです。歯肉に局所麻酔を行った後、歯肉を切開・剥離してプラーク・歯石などを取り除きます。 |

リグロスの歯周組織再生機序 |
リグロスは、成長因子の作用により歯周病で破壊された歯周組織の周囲にある細胞を増やし、さらに血管を作って細胞に栄養を送り込みます。これらの作用により歯槽骨などの歯周組織が再生されます。 |


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ご希望の方へ |
歯周病は早い段階ならば歯周基本治療(スケーリングやルートプレーニング)を行うだけで改善する場合が多くみられます。 リグロスの保険適用には骨の吸収具合の適応条件(歯周ポケットの深さが 4 mm以上、骨欠損の深さが 3 mm以上の垂直性骨欠損)がありますので、ご希望の方は受診してご相談ください。 |

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最後に、このページを制作するにあたり、貴重な講演をしていただきました大阪大学大学院歯科研究科歯周病分子病態学講座の村上伸也教授に深謝致します。 |

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